2019年3月8日

啓新高校(福井) 初出場

 

 ともに勝利のマウンドにいることを意識する。背番号1の安積は「先発は9回を投げきるのがチームのためにもベスト」と言い切る。昨秋は登板9試合で最長は福井大会3位決定戦・若狭戦での8イニング。5回コールド勝ちした武生東戦を除き、浦松の救援を仰いだ。
 1年冬から下半身強化に力を入れ、今冬はバランスを重視し上半身に重点を置く。体幹強化に腕立て伏せを取り入れ、形を重視して10回を10セット以上、時間をかけやってきた。
 1学年先輩の山田祐生さんに教わり「握り方から変えた」スライダーが武器で1メートル82から投げ下ろす直球は最速135キロ。憧れる楽天・岸の「下から伸びてくるようなストレート」を習得し練習試合でもないという9回完投勝利を狙う。
 右サイドの浦松は「今は抑えがしっくりきている。選抜でも抑えとして頑張る」と譲らない。昨秋は登板全9試合救援で23回2/3を投げ防御率0・00。北信越大会準決勝から連投となった決勝の星稜戦は8回からの8イニングを零封。右腕をつるアクシデントに見舞われたが、植松照智監督(39)が口にする「最後は気持ち」を自分に言い聞かせて投げ抜き、大きな自信を得た。
 課題の制球力向上へウエートと投げ込みの割合を多くした結果、体重も3キロ増え「あと3、4キロ増やしたい」と強化に励む。マウンド上では無表情。「ポーカーフェースとよく言われます。意識していないんですけど(笑い)」。チームを救うリリーフで仲間と最高の笑顔を分かち合う。

(スポニチ発行2019センバツ特集号から)

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