2019年3月11日

市和歌山高校(和歌山) 3年ぶり6度目

 

 チーム一のガッツマンが攻守でけん引する。「3番・遊撃」と重要なポジションを担う緒方は、1年秋から主力として出場。智弁和歌山に決勝でサヨナラ負けした昨夏も主将の米田らとともに経験しており、甲子園にかける思いは人一倍強い。
 アクシデントに見舞われたのは昨秋の和歌山大会準々決勝・和歌山東戦。左手首付近に死球を受け、試合後に骨折が判明した。選抜に向け負けられない試合が続くことから固定していたギプスも準決勝前に外し、痛み止めはもちろん、半田真一監督(38)が知人から紹介された気功師の力も借り、痛みを押してその後も全試合に出場。「守備でも強い打球を捕る時、打撃でもインパクトの瞬間はめちゃくちゃ痛かった。でも、自分がやらないとという気持ちが強かった」と振り返る。
 旧チームと比較し現チームは打力でも劣ることを考え、昨夏以降は長打を含め、より強い打球を打つべく意識的に体重増に取り組んだ。10月下旬の近畿大会時には10キロ増に成功しパワーアップ。同大会2試合で本塁打こそなかったが、速度が増した打球を放ち8打数5安打、3打点と活躍した。
 副キャプテンとして、練習では常に声を出し先頭に立つ。「四天王と言われる投手(星稜・奥川ら)と対戦してみたい」。骨折も完治。“燃える男”が万全の状態で初の聖地に挑む。

(スポニチ発行2019センバツ特集号から)

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