2019年3月6日

横浜高校(神奈川) 5年ぶり16度目

 

 出場校選考で関東・東京の最終6校目に滑り込み、春夏通算6度目の甲子園制覇の挑戦権を得た。内海主将が「行くからには全国優勝」と宣言したのは、153キロ左腕・及川(およかわ)を擁しているからだけではない。個々に頼りがちだったナインがひと冬越え、成熟しつつあるチームに成長したからだ。
 平田徹監督(35)が説明した。「秋に負けてから選手に練習メニューを決めさせた。選手同士でディスカッションし、ディベートして自立させたかったからです。その結果、上級生はたくましくなったと思う。個人的には“お気に入りのチーム”になれたかな」。昨秋の関東大会準々決勝・春日部共栄戦で及川が連投の疲労から2回1/35失点KO。平田監督はエースの乱調に動揺し浮足立った野手陣が、劣勢を克服し、どう跳ね返すか各自で考えさせた。
 「主力に1年生が多く心もとなかったけど、考える力を含めメンタル面で強くなったと思う。冬場以降、チームの伸びに手応えを感じている」。当たり前のことだが「個」を捨て「線」で強大な敵に挑む。たどりついた結論が19年版オーダーだ。(○数字は昨秋打順。カギカッコは平田監督)
 1番・津田((6))「出塁率が高く、初回から得点できる確率が高い」。
 2番・小泉((1))「粗削りな打撃も、グリップを余して握り、振りをコンパクトに」。
 3番・内海((4))「チームで一番いい打者。私は3番を最重視」。
 4番・冨田((5))「下級生だけど、逆方向への長打魅力」。
 5番・度会((3))「走者を還す役割に期待」。
 6番・大手((7))
 7番・吉原(―)
 8番・投手
 9番・山口((9))
 昨年11月中旬の練習試合では4試合連続2桁得点と「つながる打線」の威力は絶大。相手校は及川攻略に全力をあげてくるだけに、及川が打たれても負けないチームへの成長が欠かせない。「各打者が(状況を)考える力と、経験を積んだことで得点力が増してきた。及川を楽にできる」と指揮官も満足そうだった。
 選抜直前の実戦が3月の沖縄遠征だ。9日は美里工と球陽、10日は美来工科、コザと戦う。4試合が総仕上げの場となる。

(スポニチ発行2019センバツ特集号から)

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