2019年3月6日

習志野高校(千葉) 10年ぶり4度目

 

 10年ぶりの大舞台で、2年生の二遊間コンビが攻守で躍動する。二塁手・小沢に遊撃手・角田。小沢が「持ち味は守備。堅実に、一つ一つのプレーに集中して確実にアウトにしたい」と言えば、角田は「丁寧に、だけど攻める守備を見せたい」と力を込めた。
 昨秋の関東大会では準々決勝と準決勝で守備位置だけでなく、打順でも1、2番でコンビを組んだ。同じ右投げ右打ち。ともに小兵で身長はわずか2センチ差、誕生日も同じ4月と似通った2人が、攻守のキーマンとしてチームをけん引する。守備はもちろん、攻撃でも「山椒(さんしょう)は小粒でもぴりりと辛い」を地でいくプレーが持ち味だ。
 昨秋は、2番の小沢が打率・405とチーム2位の高打率をマーク。「自分の中でも調子が良くて、あんなに打てるとは思わなかった」。9犠打はチームトップとつなぎで貢献した一方で、チーム2位の7打点と自分で還すこともできる。1番・角田は打率こそ・250だったが7四死球と先頭打者の役割を果たした。2人は「甲子園でも1、2番で組めたらうれしい」と仲良く口をそろえる。
 小、中学校は別々。しかし小6の時、2人そろって「千葉ロッテマリーンズJr.」の一員に選ばれてNPB12球団ジュニアトーナメントに出場して以来、ずっと一緒にプレーしてきた。中学では同じ「佐倉リトルシニア」に所属。そして、ともに習志野に進学した。「小沢は全部のプレーが丁寧で、バッティングも器用。こいつには負けたくない、と思っています」と角田。小沢も「(角田は)小さい頃からセンスがあった。目標です」。仲良しのライバル。最高の仲間がすぐそばにいる。
 母校の偉大な先輩であるロッテ・福浦が今季限りでの現役引退を表明している。ロッテJr.でプレーした縁もある2人にとっても憧れの存在だ。「“この代の習志野にはこういう選手がいるんだ”と、印象を持ってもらえるようなプレーがしたい」と角田。夏は2度の優勝を誇るが、春は2回戦が最高だ。過去を超える勇姿を、福浦先輩に届ける。

(スポニチ発行2019センバツ特集号から)

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