2017年9月5日

大阪本社編集局報道部
遠藤 礼(08年入社)

大阪本社編集局報道部
遠藤 礼(08年入社)

前所属部署、現在の仕事内容は?

入社1年目から2年目の冬までは編集センターで新聞のレイアウトを担当してました。記者が取材してきた原稿を読んで見出しを付ける。

文字で書くと簡単な仕事のようですが、読者の目をひき、なおかつ分かりやすい見出しを考えることに苦労しました。「自分で分かっていても読者には伝わっていないぞ」と上司にはよく注意されました。

そんな中で、2年目の冬、2010年1月1日付でスポーツ部に異動となり、阪神担当で主に若手選手を担当してきました。周囲の方々に迷惑をかけて怒られてばかりでしたが、先輩記者の凄さも身近で感じることができてモチベーションは日に日に高まっています。

おもしろい、楽しいと思うこと

単純な答えですが、今は記者として原稿が書けることに大きな幸せを感じています。

小さい頃から新聞記者になることが夢だった自分にとって今は本当に楽しんで仕事に取り組めている気がします。中でも、10年の阪神ではルーキーの秋山拓巳投手が夏場から1軍に昇格し、3度チームの連敗を止めるなど4勝を挙げる大活躍でした。秋山投手は2軍の春季キャンプから自分が密着してきた選手の1人だったので、愛着と言ってはおかしいですが原稿にもより一層力が入りました。

これまで秋山投手が辿ってきた野球人生をどのように読者に伝えられるか。挫折した経験、そして親友の存在などなど。様々な角度から秋山投手という人間を文字にしたつもりでした。

こんな原稿でいいのか、書いた後で不安というものは襲ってくるものです。それでも翌日、秋山投手のご両親から「いい原稿書いてくれたね。地元でも反響がすごいよ」と電話をいただいた時はうれしくて涙が出そうになりました。「記者っていいな」と思えた瞬間です。

つらい、たいへんだなあ…と思うこと。さらに入社後、考えが甘かったと思ったこと

「時間との戦い」ですかね。記者の仕事の一つは締め切り時間との戦いがあります。限られた時間でどれだけ中身のある、読者を満足させる原稿を書くことができるか。かといって内容にこだわりすぎて締め切り時間に間に合わないとなればこれは論外。いろいろな人に迷惑がかかり、新聞が作れません。

自分も記者になりたての頃はほんの20行ほどの原稿でも1時間近くかかることがありました。大学時代はゼミで文章を書くトレーニングは積んでいたつもりでしたから、少しなめている部分もあったと思います。

プロ野球のナイターなどになるとそんな悠長に原稿を書いている暇はありません。ましてや延長戦にもなろうものなら、冷や汗がダラダラ…。わずか30分で100行近い原稿を書いた経験もしました。

イメージしながらもいざパソコンに向かうと頭の中は真っ白。ある意味それが新聞記者の醍醐味とも言えるのでしょうけど。原稿を書くスピードは分かりませんが「スピード感」は身についた気がします。それでも、延長戦はなるべく避けて通りたいものです(笑い)。

入社して一番変わったこと

ズバリ体重ですかね(笑い)。入社してから少なくとも10キロは太ってしまったと思います。

仕事で疲れた分食欲も増すので学生時代の倍ぐらいは食べているかもしれません。遠征などに行くと外食も増えますしね。だから、休日に久々に大学の同級生と会った時は100%の確率で「なんかふっくらしたね」と言われてしまいます。

もともと自分は太らない体質と思いこんでいたせいで、自分の今の腹回りを見ると気持ちが沈んでしまいます。でも止まらぬ食欲・・・。10年後を想像すると笑えませんね。

今後、一番やってみたい仕事

オリンピックや世界陸上、そしてWBCなど世界を舞台にしたスポーツイベントを取材してみたいです。語学に自信はなく、こちらも鍛錬が必要ですが、世界を相手に活躍する日本人選手や世界のトップアスリートがなし得た偉業の瞬間に立ち会えたら、これほどの歓喜はありません。

思い起こすのは09年の世界陸上でジャマイカのボルトが驚異の世界記録を叩きだした男子100メートル。テレビ観戦でも鳥肌が立ったのに実際現場で目の当たりにしたら…。すごいミーハーな考えで申し訳ありません。

まだまだ記者としても半人前で今は手の届かないところにある壮大な夢ですが、それを目標に今は毎日の仕事に取り組んでいます。

スポニチの社風を一言で

「活気と勇気」です。周囲の先輩記者を見ていてもとにかく元気で活発な人が多いと感じます。

それは取材にもつながることで、やっぱり言葉に力の込もった質問を投げかければ取材対象者もしっかりと答えてくれることが多いです。

記者として一番大事なことかもしれませんね。あとは勇気を出して提案したことは上司もしっかり受け止めてくれて、良いにしろ悪いにしろその仕事はチャレンジさせてもらえます。今でも「お前はアピールが足りない」と言われますが、失敗して発見することのほうが多いですし、勇気を持って何事にもぶつかっていける会社だと思います。

スポニチを目指す人にはコレだけは言いたい

偉そうなことは言えません。ただ就職活動において自分が受験者のみなさんに一つだけいえることは「あきらめない」ことです。ありきたりな言葉でガッカリしたかもしれませんが、自分の就職活動は本当に大苦戦でした。内定をもらったのも本当にスポニチだけでした。

競争率の高いマスコミ業界を志望する手前、覚悟はしていましたが、実際「不採用」の通知が連日のように自分の元に届くとへこむものです。周囲は順調に就職先が決まっていく中で焦りも相当出てきます。4月中旬で内定が一つもなかったときは気持ちが折れそうになり就職浪人も本気で考えました。

でも親や知人の励ましもあって可能性のある限り全力を尽くそうと4月中旬にスポニチの1次試験を受けました。ある意味開き直って面接や筆記試験にも取り組めたのか、そこからはあっと言う間に「内定」までたどり着いたというのが本音です。

とにかく気持ちが折れては実力も発揮できません。受験者のみなさんには自分を信じてあきらめず戦ってほしいです。

ある日のスケジュール
7:00
起床
朝起きて、まずはスポニチに目を通します。その後は近くのコンビニで他紙を購入し、トレードや移籍のニュースが載っていないかチェックします。
8:00
朝食
取材先への移動中に食べることが多いです。コンビニの野菜ジュース、パンがほとんどです。
9:00
出勤
阪神2軍の練習場である鳴尾浜球場に到着。練習場へと現れる選手、監督にあいさつです。
10:00
仕事
デーゲームが多い2軍の試合を観戦&取材した後にナイターがおこなわれる1軍の試合に取材へ行くというパターンがほとんどです。1日2試合見るのはなかなか大変ですよ。
23:00
退社
原稿を送り終えたことをデスク、キャップに報告して終了。球場を出るころには甲子園もガラガラでお客さんも球場の周辺に数えるぐらいがいるだけです。
24:00
帰宅
クタクタになって帰宅。その後遅い晩ご飯を食べることが多いです。これがメタボ化の主因でしょうか・・。
26:00
就寝
元気があれば録画しておいたドラマやバラエティー番組を見て寝ます。記者になって「眠れない!」と思ったことは一度もありません。毎日〝秒殺〟です。
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